ボトックス注射で手汗と止める

ボトックス注射で手汗と止める!費用や保険適用は?

ボトックス注射というと、おでこのシワをとったり、美容目的で使う注射のイメージが強く、手汗とは関係ないように思えます。
しかし、実はボトックス注射で手汗を止めることができるんです。とくに、精神的なものからくる手汗にとても効果があります。

 

ボトックス注射で手汗が止まる理由

 

ボトックス注射はもともと、筋肉と神経の結合部に作用し、筋肉の動きを弱める効果があります。
おでこや目元のシワに効くのは、偏った筋肉の使い方をすることでできる表情皺を、筋肉の動きを弱めることで薄くしていく、という原理なんです。
でもそれがどうして手汗に効くのでしょうか。

 

ボトックス注射に含まれるボツリヌスには、交感神経を優位にして発汗を促しているアセチルコリンという神経伝達物質を抑制する効果があるんです。
もともとは顔面麻痺などの治療に使われていましたが、それを応用したものになります。

 

ボトックス注射のメリット

ボトックス注射のメリットは何と言っても注射を打つだけで手汗を抑えられるということです。
メスを使ったり大掛かりな手術の必要がないので気軽にできますし、注射を打つだけなので治療も10分程度で終わります。

 

ボトックス注射のデメリット

ボトックス注射のデメリットは、1度注射をしても半年、早いと3?4ヶ月で効果が切れてしまうということです。
それは、ボツリヌス菌がそのくらいで体外へ排出されてしまうからです。

 

そのため、何度も注射をする必要がありますし、保険が適用されないので1回あたり10万円程度かかってしまいます。
何年も続けるとなるとかなり高額になってしまいます。
安いところは中国製のボトックス注射を使用している可能性もあるので、病院選びも重要です。

 

 

ただ最近では、半年以上効果が持続する人も多いようです。
それは、手汗をかいたらどうしよう…というストレスから解放されるので、ストレス性の多汗症にとても効果があるからです。

 

特に過去に手汗で嫌な思いをしたことがある方は、似たような場面でどうしても『手汗をかいたらどうしよう…!』
と緊張し、その緊張から手汗が出てしまうので、ボトックス注射で精神的にリラックスして落ち着けるのはとても有効です。

 

お値段が高いのがネックですが、食事や生活習慣を見直してもなかなか治らない、いつも同じような場面で手汗がドッと出てしまう、という方にはとてもオススメです。